中間選挙控え「トランプ外交」演出 22日から国連総会一般討論演説

2026/09/20 13:04 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 各国・地域の首脳らが集う国連総会(193カ国)の一般討論演説が、22日から米ニューヨークの国連本部で始まる。2月末に始まった米イスラエルとイランの戦闘のほか、AI(人工知能)と安全保障、気候変動など幅広い分野について議論を深める予定だ。

 トランプ米大統領は22日午前に演説する。米政府高官によると、イラン戦闘の正当性を改めて強調するほか、パレスチナ自治区ガザ地区の和平合意の「進展」などをアピール。複数の国連組織からの離脱や分担金の未納などを「てこ」に、国連改革を促してきたことにも触れる。

 22日は日本の高市早苗首相やベネズエラのロドリゲス暫定大統領らと会談するほか、湾岸諸国との会合も予定されている。イスラエルのネタニヤフ首相とは会談しないという。

 国連安全保障理事会は23日、AIと安全保障について議論する。安保理では、AIの規制強化に消極的な米国など主要国の議論に注目が集まる。AI開発を進める企業幹部も招待される。

 国連のグテレス事務総長は16日の記者会見で、AIのリスクから市民を守るために「国際連携は不可欠だ」と主張。グテレス氏が他国首脳と会談する際、AIは「主要な話題」になると述べた。

 そのほか、イスラエルとパレスチナが独立した主権国家として共存する「2国家解決」を後押しする首脳級会合なども開かれる。会期は28日まで。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース