前産経新聞台北支局長を襲撃か 香港マフィアを起訴 台湾検察

2026/10/06 20:12 

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 今年7月、産経新聞の前台北支局長で現在はシンクタンクを運営する矢板明夫氏が台湾中部・台中市で襲撃される事件があり、検察当局は10月6日、香港マフィアの男性を傷害や犯罪組織に参加した罪で起訴した。

 起訴状などによると、男性は7月6日に台中市内のホテルのロビーで講演を終えた矢板氏に素手で殴りかかり、顔にけがをさせた。タクシーで逃走し変装した後、台中市内の空港で韓国・釜山行きの飛行機に乗ろうとしていたところを警察に拘束された。

 男性は香港マフィアのメンバーで、実行グループのリーダー。マフィアの別のメンバーに雇われ、最終的に10万香港ドル(約200万円)を受け取る約束で襲撃に及んだという。

 矢板氏は産経新聞の中国特派員や台北支局長などを歴任し、2024年に退職。台湾でシンクタンクを設立し、中国の圧力への対抗や日台連携の必要性などを訴える活動を行っている。

 検察は男性が「(台湾の)民主制度や社会制度を侵害した」として懲役5年が相当との意見を付けた。

 台湾当局は事件について、中国で「中華民族」の団結に反する国内外の行為を処罰する「民族団結進歩促進法」が7月1日に施行されて以降、初めて起きた越境弾圧のケースとみて重視する方針を示している。【台北・林哲平】

毎日新聞

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