経歴詐称疑惑で解任の米大統領報道官、司法試験「不合格」認める

2026/10/17 17:48 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は16日、米ホワイトハウスのザカリア報道官が解任されたと報じた。ザカリア氏は9日にトランプ大統領から指名されたばかりだったが、司法試験に合格していないのに「弁護士」を名乗っていた疑いが浮上していた。トランプ政権の人材登用のずさんさが露呈した形で、11月3日の米中間選挙を前に政権には打撃となる。

 ザカリア氏は12日に着任し、13日に初めての記者会見に臨んでいた。報道官が着任5日目で解任されるのは極めて異例。トランプ氏は指名時、自身のソーシャルメディアへの投稿で「法科大学院を優秀な成績で卒業した弁護士」として紹介し、「力強い結果をもたらしてくれる」と期待を述べていた。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ザカリア氏は2011年に西部カリフォルニア州のペパーダイン大法科大学院を卒業した。同州の司法試験では不合格だったものの、その後、メディア出演した際には「弁護士」の肩書を使用していた。問題が注目を集める中、ザカリア氏は15日になってFOXニュースに対し、合格していなかったことを認めた。

 ザカリア氏は13日の記者会見では記者からの挙手が続く中、約15分で会見を打ち切った。8月末に退任した前任のレビット報道官に比べて不慣れな様子が目立ち、報道官としての先行きを不安視する声も上がっていた。【ワシントン平野光芳】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース