公明党新代表、斉藤鉄夫氏で調整 幹事長や副代表など歴任

2024/11/02 05:00 

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 公明党は、衆院選での自身の落選や議席減の責任を取って代表辞任を表明した石井啓一代表の後任に、斉藤鉄夫国土交通相(72)を充てる最終調整に入った。複数の関係者が明らかにした。9日の党大会で選出される見通し。

 斉藤氏は1993年衆院選で初当選。党政調会長などを経て2008年に福田改造内閣で環境相として初入閣した。その後、幹事長や副代表などを歴任し、21年10月から現職。

 石井氏の後任を巡っては、斉藤氏のほかに岡本三成政調会長(59)を推す意見があったが、要職を歴任した斉藤氏の経験や安定感を重視したとみられる。

 公明は衆院選小選挙区に11人を擁立したが石井氏ら7人が落選。比例代表でも過去最少の596万票にとどまり、合計の獲得議席は公示前を8議席下回る24議席となっていた。【野間口陽】

毎日新聞

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