自民・森山氏「改選過半数を死守する」 参院選の勝敗ライン示す

2025/01/07 18:17 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 自民党の森山裕幹事長は7日の記者会見で、7月に実施される見通しの参院選の与党勝敗ラインを巡り、改選議席の過半数となる63議席を目指す考えを示した。

 森山氏は会見で「勝敗ラインは(与党で)過半数を死守するということだ」と言及。記者から過半数とは参院全体での過半数か、改選過半数かを問われ、「参院全体も改選の議席も、どちらも過半数を果たすことが大事だ」と語った。

 参院選は改選124と非改選欠員1の計125議席を争う見通し。改選議席の過半数は63議席となる。

 一方、非改選を含む参院全体での過半数を目指す場合、自公の非改選議員は計75人(足立敏之氏死去に伴う繰り上げ当選見込みを含む)となるため、改選で計50議席を取れば与党で過半数を維持できる。公明党の斉藤鉄夫代表は5日に、非改選と合わせて与党で過半数の議席獲得を目指す考えを示していた。

 また、森山氏は衆参同日選挙については「参院選の時に衆院で国民に信を問わなければならない事態が出てきたら結果として同時選挙になるのだろうと思うが、参院と衆院の同時選挙を先に決めてということは、これはあり得ない話だ」と述べた。【川口峻】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース