東京都議選 選管が銭湯とコラボ 狙いは若者の投票率アップ
思いも体も冷めぬうちに――。東京都選挙管理委員会は、告示が13日に迫る都議選(22日投開票)の機運を高めようと、都内の銭湯とタイアップした企画を始める。意外なコラボの狙いは、若者の投票率アップにあるという。
「まだ言葉にしてなかった すこし先の暮らしのこと」「さめないうちに一票で届けてみる」
そんなメッセージを込め、都選管は61の銭湯と連携する。その名は「東京都議会議員銭湯」。温泉情報サイト「ニフティ温泉」と都浴場組合と協力し、告示日の13日にスタートする。
旗艦店の「妙法湯」(豊島区)と「ひだまりの泉 萩の湯」(台東区)では、入り口や受付など、館内の至る所にイベントのロゴを掲示。「選挙の湯」と銘打った変わり湯もある。
他の店舗でも投票日を伝えるポスターを張り出し、一部の店舗ではオリジナルの手ぬぐいやリーフレットも配る。
選挙と銭湯。少し強引な語呂合わせだが、狙いは若い世代への投票呼びかけだ。前回選(2021年)の投票率は42・39%と、前々回(17年)を8・89ポイント下回った。過去最低の1997年(40・80%)に次ぐ過去2番目の低さだった。
前回21年の年代別の推定投票率は、60~70代は50%を超えたが、30代は34・22%、20代は25・80%にとどまった。
一方、民間調査会社「クロス・マーケティング」が20~60代の男女1100人から回答を得た22年調査によると、大衆浴場(銭湯、温浴施設など)を月1回以上利用する人は30代が20・9%と最も高く、20代は20・5%と続いた。他の世代を3~4ポイントほど上回り、若者の利用が多い実態を示している。
体と頭の疲れが癒やされる「ととのう」快感は、大衆浴場ならでは。都選管は「想(おも)いがととのったら選挙へ行こう!」と呼びかけている。【柿崎誠】
-
立候補や政治活動の障壁 男女差大きく 女性が議員になりにくい理由
健康上の不安、「政治は男性が行うもの」という思い込み、そしてハラスメント――。 内閣府が6日公表した、選挙への立候補を断念した人らを対象とした調査で、女性の…政 治 9時間前 毎日新聞
-
岸田前首相 内閣不信任案への対応は「石破首相の判断を尊重」
自民党の岸田文雄前首相は8日のフジテレビの報道番組で、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合の石破茂首相の対応について、「どう対応するかは首相が政治生命を…政 治 2025年6月8日 毎日新聞
-
「半分以上青い」選挙掲示板 「ジャック」に備え? 都議選、参院選
13日に告示される東京都議選(定数127)を前に、候補者のポスターを張る選挙掲示板が「デカすぎ」「余白大きすぎ」などと話題になっている。選挙掲示板を巡っては、…政 治 2025年6月8日 毎日新聞
-
立憲・原口元総務相「古古古米、人間様は食べてない」と発言
立憲民主党の原口一博・元総務相(衆院佐賀1区)は7日、佐賀市で開かれた連合佐賀の集会で、スーパーやコンビニエンスストアなどの店頭に並び始めた2021年産の政府…政 治 2025年6月7日 毎日新聞
-
「地方創生2.0」推進、新たな会議体を設置へ 石破首相が表明
石破茂首相は7日、政権の看板政策に掲げる「地方創生2・0」を推進するため、首相の下に新たな会議体を設置すると表明した。視察先の前橋市で記者団に「民主導の取り組…政 治 2025年6月7日 毎日新聞