自公立党首が会談 石破首相、給付付き税額控除「速やかに協議」

2025/09/19 13:43 

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 石破茂首相(自民党総裁)と公明党の斉藤鉄夫代表、立憲民主党の野田佳彦代表の3党首が19日、国会内で会談した。3党は立憲が参院選公約で掲げた給付付き税額控除について協議体を設置することで合意しており、首相は会談で「政調会長を中心に協議体を立ち上げ、安定財源確保策なども含め課題を整理するため、速やかに協議を始めたい」と述べた。会談後、記者団に明らかにした。

 首相は会談で「社会保障全体を見渡した将来像の議論を腰を据えて行いたい」と述べ、問題意識を共有する3党以外の政党にも幅広く協議を呼びかけたい考えを示した。ガソリン暫定税率の廃止については「(秋の)臨時国会に向けて結論が得られるように努めたい」と述べ、企業・団体献金のあり方を含む政治改革については「成果を得られるよう、新しい政権に引き継ぎたい」と述べた。

 首相の退陣表明に伴う臨時総裁選は10月4日に投開票され、新総裁の選出後、国会で新たな首相を選ぶ首相指名選挙が行われる見通し。首相は記者団に「どの候補者が(総裁を)やるにしても、社会保障制度について各党と話を進めていくということについては全く変わりはないはずだ」と強調した。【原諒馬】

毎日新聞

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