兵庫維新の会の幹事長辞任 県職員がセクハラ被害訴え、本人否定

2025/10/12 22:55 

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 日本維新の会の兵庫県組織・兵庫維新の会は12日、幹事長の青山暁県議(65)が辞任し、後任を副代表の和田有一朗衆院議員(60)が兼任すると発表した。青山氏を巡っては、兵庫維新に県職員の女性からセクハラ相談が寄せられていた。青山氏は否定しているが、9月末に「党務に専念できる状況にない」として辞意を示していたという。

 兵庫維新によると、女性は青山氏と23年に食事に行った際にセクハラ行為を受けたと訴えたという。双方に事情を聞いたが、主張が食い違い、セクハラの有無が確定できなかったとしている。

 県議団は青山氏にこの女性と業務以外で接触しないという趣旨の誓約書を提出させていた。関係者によると、金子道仁代表も口頭で注意したという。

 一方、青山氏は取材に対して、食事に行ったことは認めたが、セクハラ行為については「事実無根」として法的措置を検討する意向を示していた。

 9月に増山誠県議(躍動の会)が自身のユーチューブで流したことで明るみに出た。金子代表は12日、報道陣に「事実関係については司法の判断を待ちたい。もしセクハラ行為が認定されれば厳正に処分する」と話した。

【栗田亨】

毎日新聞

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