万博、きょう閉幕 一般入場者2500万人突破、想定には届かず

2025/10/13 00:00 

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 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」で165の国・地域・国際機関が参加した大阪・関西万博は13日、184日の会期を終えて閉幕する。

 日本国際博覧会協会(万博協会)は12日、一般入場者数が11日時点の速報値で約2508万人となり、2500万人を突破したと発表した。会期中盤まで伸び悩んだが、9月中旬以降は連日20万人以上が訪れた。しかし、万博協会が当初に想定していた2820万人には届かなかった。

 12日には会場内で、映画監督の河瀬直美さんらテーマ事業プロデューサー8人が一堂に会し、半年間の取り組みの成果を共有した。世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に認定された大屋根「リング」(1周約2キロ)では、大勢の人が回遊。リピーターたちは名残を惜しんだ。

 閉会式は13日午後2時から、会場内の「EXPOホール シャインハット」で開催される。万博が相互理解と対話を促す重要な「公共財」であるなどとする「大阪・関西万博宣言」を読み上げる。2030年の万博開催地となるサウジアラビア・リヤドに、博覧会国際事務局(BIE)旗が引き継がれる。【長沼辰哉、高良駿輔】

毎日新聞

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