万博手がけたプロデューサー 「やりきった」「熱狂生み続けた」
大阪・関西万博の閉幕を翌日に控えた12日、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせたパネルディスカッションが会場であり、パビリオンを手がけたプロデューサーらが万博を振り返った。
テーマごとに展開する「シグネチャーパビリオン」のプロデューサー8人が最初に登壇。ロボットと人間の共存をテーマにしたパビリオンを手がけた大阪大大学院教授の石黒浩氏は、来場者の93%が万博が未来について考えるきっかけになったと回答したことを挙げ、「答えはこれから変わるだろうが、まずは真剣に考えるところから始めないといけない。責任を持って未来をつくっていくことを、この万博から始められたら」と述べた。
多様な価値観がある中でより良い未来を切り開く方策を探ることを目指した慶応大教授の宮田裕章氏は「各プロデューサーがやれることをやり切ったことが成功といえる。コンテンツ自体が圧倒的に良く、万博の熱狂を生み続けた」と評価。また、「もはや大国一強で、そこについていく時代ではない。万博をきっかけに、未来をみんなが考えてくれるところにつながった」と開催の意義を語った。
国内外の有識者ら6人が議論する場もあり、2021~22年のドバイ万博副会長、タレク・オリベイラ・シャヤ博士は「政府や企業など同じ立場の人の会合はあるが、世界中のいろんなジャンルの人が集まり話すことができる機会は万博しかない」と話し、万博の意義を強調。大阪ヘルスケアパビリオンのディレクターを務める佐久間洋司氏は「25年後、50年後に我々は万博を契機に何をしたか振り返る時期が来るだろう」と語った。
最後には、カナダやアラブ首長国連邦(UAE)の関係者らのディスカッションもあり、新たな時代の万博のあり方について意見が交わされた。【面川美栄、長沼辰哉】
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