自民会派に「改革の会」3氏が合流 1年ぶり、衆院過半数回復へ

2025/11/28 15:20 

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 自民党の鈴木俊一幹事長と衆院会派「改革の会」に所属する無所属の3議員は28日、国会内で会談し、3氏が自民会派に合流することで合意した。会派入りの手続きも完了した。

 3氏は斉木武志(比例北陸信越)、阿部弘樹(比例九州)、守島正(大阪2区)で、日本維新の会を9月に除名された後、会を結成していた。

 自民と維新の与党会派は現在230議席で、合流すれば233議席となり、約1年ぶりに衆院で過半数を回復する。10月の首相指名選挙では高市早苗首相に投票しており、過半数確保に向けて協力を打診していた。

 鈴木氏は面会後、記者団に「今まで以上に安定した政権ができる。他党との関係を重視しながらやっていきたい」と述べた。

 ただ、参院では自民、維新両会派で119議席と過半数に6議席足りず、引き続き野党の協力が必要な状況が続いている。【高橋祐貴】

毎日新聞

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