<1分で解説>衆院で少数与党が解消へ 「改革」3氏が自民会派入り

2025/11/28 12:33 

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 衆議院の会派「改革の会」に所属する3人が自民党の会派に加わることがわかりました。これにより、自民党と日本維新の会は合わせて233議席となり、衆議院で過半数を確保します。2024年10月の衆院選後から続いていた「少数与党」の状態が解消される見通しです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「衆院の少数与党、解消へ」を解説します。

Q 改革の会の3人が自民党会派に入るって聞いたよ。どうしてそんなことになったの?

A 自民党と日本維新の会は、これまで衆議院で過半数に3議席足りませんでした。そこで自民党側が改革の会の3人に会派入りを打診し、交渉を進めてきたのです。3人は25年10月の首相指名選挙で高市早苗首相に投じていました。

Q 改革の会の3人はどんな人たちなの?

A 阿部弘樹氏(比例九州ブロック)、斉木武志氏(同北陸信越ブロック)、守島正氏(大阪2区)の3人です。もともと日本維新の会にいましたが、除名されています。

Q 少数与党って何が問題なの?

A 少数与党とは、与党の会派が過半数に足りない状態のことです。過半数があると、法律や予算を通しやすくなります。2024年10月の衆院選後から、少数与党の状態が続いていました。

Q 参議院ではどうなっているのかな。

A 参議院では自民と維新の会は計119議席で、過半数の125議席に届いていません。そのため、引き続き野党の協力が必要です。

毎日新聞

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