吉村大阪府知事、出直し選再選なら「来年春までに都構想住民投票」

2026/01/21 14:45 

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 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)は21日、大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」について、22日に告示される出直し知事選で自身が再選すれば、任期が満了する2027年4月までに、3度目の住民投票実施を目指す考えを明らかにした。

 吉村氏は大阪市の横山英幸市長(同副代表)とともに任期途中での辞職を表明しており、25日告示の市長選と合わせて、出直しダブル選で都構想推進の民意を得たいとしている。

 吉村氏が再選されても任期は延びず、27年4月に再び知事選が行われる。吉村氏は21日の記者会見で、都構想について「1年3カ月の間に住民投票を実施させてくださいということに当然なる」と述べた。吉村氏が住民投票の時期に言及したのは初めて。

 都構想は15年と20年の住民投票で2度否決されている。実現には、大都市地域特別区設置法に基づいて設置する法定協議会(法定協)で協定書(制度案)を作成。府・市両議会の承認を経て、住民投票で賛成多数となる必要がある。

 地域政党・大阪維新の会は23年の統一地方選で、府議会に加え、初めて市議会でも過半数の議席を獲得した。ただ、市議団は出直し選に反対の決議をまとめた経緯があり、選挙後、法定協の設置に理解を得られるかは見通せない。

 吉村氏は「(住民投票の)前段階として、議会の同意がないと法定協はできないし、そこがまず重要なのだろうとは思っている。一歩一歩、着実に進めていくしかない。簡単な道のりではない」と述べた。【長沼辰哉】

毎日新聞

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