「幅広く支持いただいた」共産党籍で初当選の清瀬市長、勝因語る

2026/03/30 13:05 

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 29日投開票の東京都清瀬市長選で、初当選した無所属新人で元市議の原田博美氏(50)=共産、社民推薦=が一夜明けた30日、記者会見し「市民の声を聞かない現職市長への怒りが、マグマのようにたまっていた。ガソリンや物価高騰で生活の不安が広がる中、皆さんが安心して過ごせる市政運営をしたい」と抱負を語った。2期目を目指した無所属現職の渋谷桂司氏(52)=自民、公明推薦=を退けた。共産党籍を持つ市長の誕生は、都内では1996年から4期務めた狛江市長以来。

 選挙戦では、財政難や将来の人口減少などを見越して渋谷氏が閉館を進めた市立図書館の再開などを訴えた。一部の図書館は解体準備が進むが、解体の中止と再開への意欲を示し「市民と市議会での議論、対話を尽くして合意形成を図っていければ」と述べた。

 現職を1318票差で破った原田氏は「普段、共産党を支持していない人にも幅広く支持をいただいた」と勝因を分析。高市早苗政権への批判の声があがる中での選挙戦だったとし、「私が市長に駆け上がることで、今の政治に対する一石を投じられるのではとの期待を感じた」と述べた。当選後に市内外から届いたという応援のメッセージに「身が引き締まる」と話した。

 全国で共産党籍がある現職の首長は埼玉県蕨市長、大阪府忠岡町長、長野県中川村長で、原田氏で4人目となった。【森田采花】

毎日新聞

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