レジの改修、税率1%なら「5~6カ月」 ゼロより早期も課題多く

2026/04/24 20:30 

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 超党派で消費減税などについて議論する「社会保障国民会議」の実務者会議が24日、国会内であった。飲食料品を対象にしたスーパーなどのレジシステムの改修について、政府側は税率ゼロではなく1%の場合、大手メーカーに限れば制度の詳細が確定してから5~6カ月で変更できると説明した。高市早苗政権は税率ゼロを2026年度中に実現したい考えだが、ゼロの改修には1年程度かかるとされており、早期実施のゼロ以外が選択肢になり得るのか議論を続ける。

 8日の実務者会議では、ある大手メーカーが「ゼロではなく1%であれば改修期間を3カ月に短縮できる」と回答。政府が各社に確認した結果、スーパーやコンビニのシステムを担う他の大手2社も1%の改修に必要な期間は「5~6カ月程度」と答えた。

 ただ、地方スーパーなどは地場の業者が独自に作るケースもあり、早期に対応できるか課題が残る。

 議長を務める自民党の小野寺五典税制調査会長は終了後、「まずはゼロを基本に議論している。さまざまなレジシステムがあり、おおよそできたから良いというわけではない。全体としてしっかりできることが大事だ」と話した。税率1%の可能性については「いろいろな選択肢の中で議論したい」と述べるにとどめた。

 この日は経済学者4人から消費減税が経済に与える影響を聞き取った。経済財政諮問会議メンバーの若田部昌澄氏(元日銀副総裁)は「低所得者対策として理にかなっている」と述べた。参加者によると、4人の賛否は半々だった。【井口彩、妹尾直道】

毎日新聞

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