「もうやめて」 大阪都構想3度目の住民投票巡り、抗議デモ

2026/05/19 05:45 

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 地域政党・大阪維新の会代表の吉村洋文知事らが、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う3回目の住民投票を目指していることなどに対して抗議するデモ「どんちゃん大阪0517」が17日、同市内であった。約200人がさまざまなプラカードなどを持ち、ドラムのリズムに合わせて「しつこい いらない 都構想」「大阪守るぞ END維新」などと声を上げた。

 どんちゃん大阪は2024、25年に続き、4回目。今回の実施日は、15年5月17日に1回目の住民投票があり、反対多数で否決になったことにちなむ。同市此花区に住む元中学教諭の60代女性は「3回目の住民投票はやめてほしい。そういう市民の声を多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 デモは大阪市浪速区の公園からスタート。西区を通ってアメリカ村へ。市民や観光客らが好奇心でカメラを向ける中、御堂筋を南下して出発地点に戻った。浪速区在住で会社員の40代女性は、大学進学で大阪に来てから20年ほどになる。「都構想は2度も市民が否決し、『もうやらない』と吉村知事が言った。なのにまだやるのかという気持ち。市民の声を聞かない自治体はすごく嫌。特別区になることで何が起こるか知らされないまま、流されることを強く懸念しています」と訴えた。

 デモを見ていた大阪市生まれの高校2年生の男性(16)は「大阪市が潰れても名前が変わるくらいならしょうがないと思っていた。でも、熱いデモをする人がいると知り、大阪市がなくなるのは少し嫌だとも感じた」と話した。【矢追健介】

毎日新聞

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