「もっと創造的な政策を」 2期目の岸本区政へ 東京・杉並
任期満了に伴う東京都杉並区長選は29日開票され、現職の岸本聡子氏(51)が、元区議の新人、大和田伸氏(45)=自民党推薦、元職の田中良氏(65)、国際ビジネスコンサルタントの新人、増田義彦氏(68)を降して再選を果たした。現区政が掲げる「対話の区政」への評価などが争点になり、区民は岸本区政の継続を選んだ。
投票率は42・54%で前回(37・52%)を5・02ポイント上回った。岸本氏は得票総数の過半数を獲得し、次点の大和田氏に6万票超の大差をつけた。
◇今回は政党推薦受けず
岸本氏は支持者らと開票を待った。開票率70%を超えて他候補との票差が明らかになり、陣営が勝利を宣言すると、拍手が湧いた。
岸本氏は「(前回より)多くの信任を得られ、4年間をしっかり区民の方々が見てくれた」と喜びを語った。2期目に向け「もっと創造的な、前向きな政策をしたい。政策形成に区民の意見を大切な材料として生かしたい」と抱負を述べた。
前回は立憲民主党や共産党などの推薦を受けたが、今回は政党推薦を受けずに挑んだ。「安心して暮らし続けられる杉並」を掲げ、「ハラスメントのない選挙を」「対話はよりよく決めるための民主主義の土台」などと訴え、支持を得た。
同区長選で1999年以来の自民の推薦候補となった大和田氏は、同党の衆院議員などの応援を受けて戦ったが、「結果を出せなかった」と敗戦の弁を述べた。自民は清瀬市長選、練馬区長選に続いて推薦候補が敗れた。
前回187票差で岸本氏に敗れた田中氏も及ばず。「(主張が)間違っていたとは思っていない。十分伝えられなかった」と述べ、支援者らに感謝した。
9人が立候補した区議補選(改選数2)も29日開票され、自民の杉浦岳志氏(30)、都民ファーストの会の鈴木由佳氏(41)が初当選した。【岡礼子、加藤佑輔、福島祥】
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