他人の電子決済サービスに不正アクセスし、自身に送金しようとしたとして、兵庫県警サイバー捜査課などは２３日、千葉市若葉区の中学３年の男子生徒（１４）を不正アクセス禁止法違反や電子計算機使用詐欺未遂などの疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

　逮捕容疑は４月１日、神戸市内の２０代女性の電子決済サービスにアクセスし、女性のクレジットカードから８万円をチャージし、さらに自身のアカウントに１万５０００円を送金しようとしたとしている。

　同月４日に女性から「不正アクセスがあった」と灘署に相談があり発覚した。県警によると、９月に生徒の自宅から現金２７６万円やタブレット端末などが押収されたが、その後生徒は行方不明になり、愛知県で補導された。逮捕時にも現金１１５万円とスマートフォン２台を所持しており、県警は余罪を調べている。【木山友里亜】