女性警官へのスカート支給やめます 神奈川県知事が条例改正案

2024/11/28 12:30 

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 神奈川県の黒岩祐治知事は25日、新規採用した女性警察官に対し、スカートの制服支給を廃止する条例改正案を県議会に上程した。ズボンも支給しており、スカートがほとんど着用されていない実態に合わせた。

 県警によると、新規採用した警察官に支給する制服は条例で規定している。これまで女性にはズボン6着、スカート6着の計12着が支給されていた。どちらを着用するかは本人の自由だが、現在はズボンを着用する人が圧倒的に多いという。制服は必要がなくなれば返納しなければならず、県警内でも「スカートははかない。管理が大変なのでなくてもいいのでは」との声があったという。

 そこで今年度から新規採用した女性警察官へのスカート支給をやめ、条例改正に動き出した。代わりに支給するズボンを3着増やすという。

 県警ではかつて、採用した女性警察官の配属先は原則、警察署の交通課だったが、約20年前から交番とする運用に改めた。県警の担当者は「犯人を追跡したり、酔っ払いを介抱したりするため、スカートの着用が減ったのではないか」と話す。【蓬田正志】

毎日新聞

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