池袋暴走遺族・松永さんに脅迫メール容疑 中3女子生徒を書類送検

2024/11/28 13:19 

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 2019年に東京・池袋で乗用車が暴走した事故で、妻真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)を亡くした松永拓也さん(38)に脅迫メールを送信したなどとして、警視庁少年事件課は28日、横浜市の中学3年の女子生徒(14)を脅迫と威力業務妨害容疑で書類送検した。「保護観察相当」の意見を付けた。

 書類送検容疑は9月11日、松永さんが副代表理事を務める一般社団法人「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」に、「暴走事故の子どもと妻が死んで悲しいか、つらいなら私がかわりに殺してあげようか」などとメールを送って脅迫。講演会を予定していた松山市に、「妨害しにいこうか」などと10通のメールを送って市とあいの会の業務を妨害したとしている。

 警視庁によると、女子生徒は「私的な悩みがあった。悪いことをしてしまい申し訳ありません」と容疑を認めているという。メールを受け、松山市役所は10月20日にあった松永さんの講演会で、警備員を配置するなどの対応を取った。【加藤昌平】

毎日新聞

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