ダース・ベイダーが成長願うこどもの日 五月人形に映画界から新風

2025/05/05 12:04 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 5月5日は「こどもの日」。男の子の健やかな成長を願って家庭で飾る五月人形は、武者人形やかぶと飾りが定番だが、最近では映画のキャラクターを模した作品も登場し、注目を集めている。

 東京・浅草橋の老舗人形店として知られる吉徳では2007年、映画「スター・ウォーズ」シリーズの商品展開を始めた。初めは五月人形の企画としてスタートしたが、現在では映画ファンをはじめ、幅広い層に支持されるようになったという。

 ダース・ベイダーやストームトルーパーなどをモチーフに、造形作家の竹谷隆之さんがデザイン。吉徳が五月人形のよろいかぶとにしてアレンジを施すというコンセプトのもと開発された。ライトセーバーを模した刀など細部にこだわり、熟練職人の手作業で仕上げている。

 担当者は「伝統技術とカルチャーを融合させた意欲作です。親子世代にとどまらず幅広い世代に楽しんでほしい」と話している。【隈元悠太】

毎日新聞

社会

社会一覧>

写真ニュース