春だけ現れる幻想的な「水没林」 SNSで話題 山形・白川湖

2025/05/06 15:45 

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 山形県飯豊町の白川湖で、春の間だけ現れる「水没林」が見ごろを迎え、幻想的な風景が観光客を楽しませている。

 白川ダムによって形成された白川湖に大量の雪解け水が流れ込み、ヤナギ林が水没。その光景が交流サイト(SNS)で拡散され、人気スポットとなっている。

 湖畔にはキャンプ場があり、カヌーやボードをパドルでこぐ「サップ」に乗って新緑の水没林を楽しむ人たちでにぎわう。

 「いいでカヌークラブ」が企画するカヌーツアーに家族で参加した山形市の会田絵里さん(43)は「今までにない体験。別世界にいるようだった」と感激していた。ツアーは水位が下がる5月下旬まで楽しめる。

 水没林を巡るカヌーツアーを軸とした取り組みにより、同町は政府がスポーツや文化体験を通じた観光振興を表彰する2024年度の「スポーツ文化ツーリズム賞」を受賞した。【竹内幹】

毎日新聞

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