私物の日用品類を山中に不法投棄したとして、愛媛県警が県内の警察署に勤務する男性巡査部長を廃棄物処理法（投棄禁止）違反容疑で書類送検し、５月２３日付で所属長訓戒処分としていたことが毎日新聞の情報公開請求で分かった。

　県警監察官室によると、男性巡査部長は３月下旬ごろ、同県内にある自宅付近の山中に、私物の日用品類を複数回不法投棄したという。男性巡査部長は「処理に困り、構わないだろうと思った」と話しているという。

　ほかにも、４月中旬ごろに高知県内の国道で、制限速度を５３キロ上回る時速１０３キロで大型バイクを運転し、道交法違反容疑で検挙された愛媛県警本部所属の男性警部補を５月２３日付で本部長訓戒処分とした。

　同室によると、当時は勤務時間外だったといい、男性警部補は「急いで帰宅しようとついスピードを出し過ぎた」と話しているという。【田中祐子】