<1分で解説>スキー場のエスカレーターで5歳死亡 当時の状況は

2025/12/30 15:16 

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 北海道小樽市の朝里川温泉スキー場で28日、5歳男児がエスカレーターに挟まれて死亡する事故が起きました。「スキー場のエスカレーター事故」について解説します。

Q どんな事故があったの?

A 事故は28日午前10時ごろに起きました。家族と来ていた男児が駐車場からゲレンデに向かうベルトコンベヤー式のエスカレーターの終点で転倒し、ベルトの巻き込み口に右腕を挟まれました。男児は搬送先の病院で死亡が確認されました。

Q 設備に問題があったの?

A スキー場によると、この日朝の点検で異常は確認されなかったということです。ただ、男児の母親は「自分が緊急停止ボタンを押した」と説明しており、緊急停止装置が作動しなかった可能性があります。

Q そのとき監視員はいなかったの?

A 事故があった場所では、スキースクールで多数の子どもが利用する場合などを除いて常駐の監視員は配置されていませんでした。

Q このエスカレーターで前にも事故があったの?

A 数年前には年配の利用客が骨折した事故や、グローブが挟まったこともありました。利用客や運営会社の中からも、エスカレーターの危険性を指摘する声が出ていました。

Q 今後どうなるの?

A 道警小樽署は、業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。

毎日新聞

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