春節でおなじみ、中華獅子舞 横浜で5日に世界大会 日本初開催

2026/04/04 17:03 

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 中華獅子舞の世界大会が5日、日本で初めて横浜市で開かれる。演舞の表現力を競う「伝統部門」と高さ1~2メートル前後の鉄柱33本の上を跳躍する「高椿(ポール)部門」の2種目があり、市内から2チームが出場する。地元での日本初開催に選手たちは「中華獅子舞の魅力を広める機会にしたい」と意気込む。

 太鼓、ドラ、シンバルの音が鳴り響く中、2人1組で獅子を自在に操る。大きな目をしばたたかせ、口や耳を動かす獅子は生きているかのようだ。

 大会が間近に迫った3日夜、伝統部門に出場する横浜中華学校校友会国術団のメンバーは最終調整に励んでいた。

 入念に動きを確認していたのは、獅子の頭を動かす高校3年の堀内瑛輔(おうすけ)さん(17)としっぽを担当する大学1年の馬上裕翔(ゆうと)さん(18)。中華獅子舞は技の精度に加え、「いかに獅子の感情を表現するかが大事だ」と馬上さんは語る。

 春節でおなじみの中華獅子舞は、中国古来の伝統芸能だ。横浜中華街の華僑学校では生徒が授業で習い、卒業後もOB組織「校友会」で希望者が週に数回練習を続ける。

 練習の成果を披露する大舞台。堀内さんは「勝ちたいのはもちろんだが、今回をきっかけに中華獅子舞の魅力を一般に広めたい」と目を輝かせる。

 今大会には日本を含む八つの国・地域から強豪チームが参加する。市内もう一つの出場チーム「横浜中華学院校友会」は3日夜、現地入りした選手たちに体育館を貸し出し、練習を支援していた。

 ポール部門に出場する大学4年の馮(ひょう)品超さん(22)は会社員の長島伶翔(れおと)さん(24)と獅子のコンビを組む。昨年7月にはマレーシアでの世界大会で決勝に進んだが敗れ、今回はリベンジを狙う。

 中華獅子舞の魅力はダイナミックさと同時に表現力や物語だという。馮さんのチームのテーマは「港町から世界へ」。「せっかくの横浜開催。地元を背負う気持ちで大会に臨む」

 世界大会の伝統部門は午前10時、ポール部門は午後1時開始。横浜BUNTAI(横浜市中区不老町2)で入場無料。【神内亜実】

毎日新聞

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