大阪の母娘殺害、それぞれに10カ所以上の傷 強い殺意か

2026/04/10 20:37 

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 大阪府和泉市の団地で住人の母娘が殺害された事件で、2人の遺体には刃物による傷がそれぞれ10カ所以上あったことが、捜査関係者への取材で判明した。2人には身を守ろうとする際にできる防御創もあった。府警は恨みを持つ人物などが強い殺意で襲ったとみており、周辺でトラブルがなかったか調べている。

 殺害されたのは、この部屋に2人で暮らしていた、村上和子さん(76)と、長女で社会福祉士の裕加さん(41)。司法解剖の結果、いずれも頭や首などに刺し傷や切り傷が多数あった。裕加さんの顔には殴られたような痕もあり、何者かが執拗(しつよう)に暴行したとみられる。8日午前4時ごろに死亡したと推定されている。

 府警にはこれまで、2人からストーカーやトラブルの相談は寄せられていなかったという。

 また、死亡前日の7日午後5時45分ごろ、裕加さんとみられる人物が団地の駐車場に車を止める様子が、ドライブレコーダーに記録されていたことも判明した。2人は寝間着姿で死亡しており、府警は在宅中に襲われたとみている。

 現場は和泉市鶴山台2にある5階建て団地の1階。裕加さんの勤務先から「職場に出勤していない」と連絡を受けた親族が8日午後0時半ごろ、部屋で遺体を見つけた。

 府警は10日、団地のすぐ東側にある池を捜索したが、凶器の刃物などは見つからなかった。

 近隣住民らによると、和子さんは以前、地元の小学校で教諭をしていたという。和子さんが勤める学校に子どもを通わせていた60代の女性は「とても明るく優しい性格で、恨みを買うような人ではない。スーパーで会うと、気さくに声をかけてくれた。この辺りには村上さんの教え子が多いと思う」と話した。【大坪菜々美、根本佳奈、松本美緒、川地隆史】

毎日新聞

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