在名古屋カナダ領事館、8月に閉鎖へ 東京の大使館に業務を集約

2026/04/10 18:00 

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 在名古屋カナダ領事館(名古屋市中区)が8月1日に閉鎖されることが、関係者への取材で判明した。カナダ領事館は国内に名古屋のみで、東京の大使館に業務を集約する。愛知県によると県内から領事館が撤退するのは2009年のオーストラリア領事館以来17年ぶりで、県内の総領事館・領事館は7カ国に減少する。

 カナダ大使館によると、閉鎖は同国政府の海外拠点の業務効率化の一環。リモート会議の普及や新幹線による交通の利便性などを考慮したとみられる。

 領事館は1992年に開館した。東海地方がトヨタ自動車など製造業の集積地であることなどから、主に静岡県以西をエリアに、カナダ企業の貿易や日本企業のカナダへの投資促進などの役割を担ってきた。今後は東京の大使館から職員が行き来するなどして対応するという。

 閉鎖について、カナダ・ミササガ市と姉妹都市提携を結ぶ愛知県刈谷市の担当者は「特別に影響があるとは認識していない」としつつ、「イベントがあると名古屋領事に来てもらっていたが、今後東京からは難しいかも」と肩を落とした。領事館が立地する名古屋市の担当者は「名古屋のプレゼンス(存在感)の面から残念。また戻ってきてほしい」と話している。

 カナダ大使館広報部は毎日新聞の取材に「今後も関西及び中部地域に積極的に関与する」とコメントした。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

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