芸妓が生活していた置き屋を改修、宿泊施設に 新潟

2026/04/13 07:15 

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 新潟市の古町エリアに分散型宿泊施設「NIPPONIA 新潟古町 花街」が6月5日に本格オープンする。かつての置き屋や住宅など歴史的建築物を改修し、宿泊施設やレストラン、バーとして復活。古町花街の魅力を感じることができる。

 宿泊施設を構成するのは昭和初期から後期に建てられた3棟。いずれも徒歩圏内に位置している。

 フロントや客室4室、バーがある「美や古(みやこ)」は芸妓(げいぎ)が生活していた置き屋や待合茶屋として使われていた。

 客室2室がある「はな弥(はなや)」は元々は華道師範の住宅で、客室4室とレストランがある「うち波(うちは)」は刃物屋として使用されていた長屋だ。

 客室は建物の構造を生かしつつ改修しており、当時の趣も感じられる。

 オープンを巡っては、全国でまちづくり事業を手がけるNOTE(兵庫県丹波篠山市)と新潟日報社が共同出資するまちづくり会社「Essa」と、電子部品製造のナミックス(新潟市)、鋼材加工販売の藤田金属(同)、総合建設業の廣瀨(同)が「ふるまち樽拳(たるけん)」(同)を設立。古町エリアに残る歴史的建築物を活用したまちづくり事業に着手した。

 9日に開かれたオープニングセレモニーで、ナミックス社長の小田嶋壽信・ふるまち樽拳最高経営責任者(CEO)は「我々が起爆剤となって古町に昔のように人が集まる環境を生み出していきたい」と期待を込めた。

 宿泊料金は部屋の種類や宿泊人数、時期によって異なり、4万5000~10万円程度を想定している。宿泊者は、バーの座敷で夕方に芸妓の舞を観覧することができる。予約は近日公開予定のウェブサイトで、4月中旬以降の開始を予定している。【福富智】

毎日新聞

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