逮捕の父、捜査かく乱狙って遺体を複数回移動か 京都・南丹

2026/04/17 11:39 

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 京都府南丹市の山林に息子の遺体を遺棄した疑いで逮捕された、父親の安達優季(ゆうき)容疑者(37)が、数日の間に複数回、遺体を移動させていた疑いがあることが、府警への取材で判明した。発見を遅らせたり、捜査をかく乱したりする狙いがあった可能性がある。府警は、容疑者が山間部の広範囲を車で移動しながら遺体を隠したとみて、詳しい足取りを調べている。

 逮捕容疑は3月23日~4月13日ごろ、南丹市内の複数の場所に、息子の結希(ゆき)さん(11)の遺体を隠し、遺棄したとされる。

 府警によると、安達容疑者は数日間に、南丹市園部町の山林など、数カ所に遺体を移していた疑いがある。一方で、遺体を土に埋めたり、落ち葉やシートをかぶせたりした形跡はなかったという。

 結希さんの行方が分からなくなったのは3月23日。その後、結希さんの所持品や遺体が山間部のバラバラの場所で見つかり、不審点が浮かび上がっていた。

 29日には、捜索に加わっていた親族が結希さんの通学用リュックを発見した。見つかったのは、結希さんが通う小学校から北西に約3キロ離れた山中。この場所は以前に消防団などが捜索していたが、その際は何も見つからなかったという。

 4月13日には、小学校から南西約2キロにある山林で、結希さんの遺体を捜査員が発見した。

 遺体が見つかったのは、林道に続く雑木林のような場所だ。背丈の高い竹や木が生い茂り、日中でも薄暗い。近くの男性は「11日に付近の森に入ったが、まったく気付かなかった。異臭などはなく、普段と変わりなかった」と証言していた。【大東祐紀、露木陽介】

毎日新聞

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