岩手県警が手話リンク導入 交番に警察官が不在でも相談が可能に

2026/05/02 10:45 

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 岩手県警は5月1日から、交番や駐在所に警察官不在の時に聴覚障害者と手話通訳者をつなぐ「手話リンク」を導入する。

 交番や駐在所の外側に設置している警察署への直通電話に、QRコードを掲示。スマートフォンで読み取ると、手話通訳のオペレーターにビデオ通話でつながり、手話通訳者を介して交番や駐在所を管轄する警察署の職員と会話できる。

 導入に先立って、盛岡市の県警盛岡東署菜園交番で4月30日、手話リンクの実演があった。聴覚障害のある県警鑑識課の松森玲奈さん(25)が、QRコードを読み取って、手話通訳オペレーターと手話で会話。松森さんは「聞こえない人にとって安心できるサービス。警察官に相談しやすくなると思う」と語った。

 木村敏也・県警地域課次長は「交番に警察官がいる時は筆談などで対応している。障害を持つ人の不便を解消し、誰もが警察・行政サービスを受けやすくなることが導入の意義」と話している。

 QRコードは県内43の交番と149の駐在所に掲示する。【山田英之】

毎日新聞

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