新潟の伝統習俗「牛の角突き」初場所 「漫画と違って本物は…」

2026/05/03 18:32 

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 国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統習俗「牛の角突き」が3日、小千谷闘牛場(新潟県小千谷市小栗山)で初場所を迎えた。追い立て役の勢子(せこ)が「よしたあ(頑張れ、よくやったの意)」と威勢よく鼓舞する中、荒ぶる雄牛同士の駆け引きを、観客約1000人が見つめた。

 小千谷闘牛振興協議会の鈴木守副会長は「楽しんでもらえるよう勢子たちも頑張るので、また見に来てほしい」とあいさつ。初場所では3~15歳の36頭による18番の取り組みがあった。

 角突きは牛を傷つけないよう引き分けるのが特徴。序盤は、3歳同士のデビュー戦など、「綱っこ」と呼ばれる引き綱をつけた状態での取り組みが続いた。牛の全盛期は8~12歳で、7歳を過ぎると闘い方が一変。終盤の「終(しま)い三番」ともなると、筋肉質で貫禄のある大柄な牛が登場し、20人以上の勢子たちにも緊張感が漂う中、激しくぶつかり合った。

 さいたま市から家族3人で来たという会社員の笠井友貴さん(48)は「アニメや漫画と違って、やはり本物には迫力がある。勢子と牛の駆け引きにもハラハラした。また見に来たい」と話した。

 本場所は6~11月に1回ずつ開催予定。山古志闘牛場では4日に初場所を迎える。【内藤陽】

毎日新聞

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