京都・円山公園で憲法集会 約2800人が護憲への思い訴える

2026/05/03 18:34 

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 憲法記念日の3日、京都市東山区の円山公園音楽堂で、「生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」が開かれた。小雨がぱらつく中だったが、音楽堂を埋め尽くした約2800人(主催者発表)の市民らが護憲や平和への思いを訴えた。

 「憲法9条京都の会」などが毎年5月3日に主催している。今年は音楽堂の席が全て埋まって立ち見も出るほどで、同会によると、ここ数年では最多の参加者数という。

 同会代表世話人で京都大大学院法学研究科の高山佳奈子教授は開会のあいさつで、衆参両院の憲法審査会で議論されている、緊急時の国会議員の任期延長を可能とする「緊急事態条項」について、「国会議員が『いつまでも議員でいたい』という利権を追求し、ものを言う市民の自由をはく奪するものだ」と批判。その上で「暮らしと命を守ることが政治の第一の使命でしょう」と訴えかけた。

 続いて上智大の中野晃一教授(政治学)が「今、戦争ではなく、平和への道を歩むには」と題して講演した。中野氏は「(憲法改正を)止めることができれば、戦争の世紀に入ってしまったかのように見える世界を、日本からひっくり返していけるかもしれない」と強調。「この憲法を持つ我々が世界の人々と連帯し、平和を作っていこう」と呼びかけた。

 集会後、参加者は長い列を作って「9条生かして、平和をつくろう!」などとシュプレヒコールを上げながら、八坂神社前から中京区の京都市役所までデモ行進した。【大東祐紀】

毎日新聞

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