バス運行会社「手伝いの一環」 白バス行為は否定 磐越道事故

2026/05/07 15:42 

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 福島県郡山市の磐越自動車道で、北越高校の男子生徒が死亡したマイクロバスの事故を受け、学校からマイクロバスと運転手の手配を依頼された五泉市のバス運行会社「蒲原鉄道」の茂野一弘社長が7日、毎日新聞の取材に応じ、「業務として(依頼を)受けて、あっせんしたわけではない。手伝いの一環」として、道路運送法が禁止する「白バス行為」には当たらないとの認識を示した。

 茂野社長や同社によると、学校側から同社が提供する貸し切りバスよりも費用を抑えたい旨の相談を受け、約1カ月前に同社名義で新潟市のレンタカー会社からバスを手配。その際、運転手が決まっていなかったため、2種免許を持っていた営業担当者が免許証を提示した。

 運行の2週間ほど前になり、営業担当者が知人を通じて運転手を確保。ただ、営業担当者と運転手に面識はなく、免許証の有無を確認しただけで、運転歴や事故歴の有無などは確認していなかった。書面上の契約はしておらず、運行後に学校側が食事代など運行にかかった諸経費を運転手に支払う約束をしていたという。会社側は「手数料などは一切受け取っていない」としている。

 事故が起きた6日朝にレンタカー会社で営業担当者が初めて運転手と直接会い、そろって北越高校に向かった。運転手に異常は見られなかったという。

 7日午前には、国土交通省北陸信越運輸局新潟運輸支局の職員らが同社に立ち入り、1時間強のヒアリングを実施。事故の経緯などを確認したとみられる。

 一方、北越高校では7日夜に保護者説明会を実施し、終了後に灰野正宏校長が記者会見する予定。

 亡くなった男子生徒が所属していたソフトテニス部は全国高校総体に何度も出場している県内屈指の強豪。3月には全日本高校選抜ソフトテニス大会にも出場している。【戸田紗友莉】

毎日新聞

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