露出多い服ご遠慮を 高野山金剛峯寺が観光客に呼びかけ 和歌山

2026/05/07 12:05 

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 「肩や足など露出の多い服装はご遠慮下さい」――。弘法大師空海が開いた高野山(和歌山県高野町)での参拝時の服装を巡り、高野山真言宗総本山金剛峯寺は6日、参拝者や観光客に「威儀を正して参拝を」と呼び掛けた。

 金剛峯寺によると、一部観光客らの短パンやタンクトップなどの服装について、信者らから「参拝にふさわしくない」との声が寄せられていたという。薄着が増える夏場を前に、今回初めて啓発活動を行った。

 この日は金剛峯寺職員や高野山高校の生徒ら約30人が、「信仰の源泉」とする高野山奥之院の「中の橋入り口」に立ち、新調したパンフレット「高野山参拝作法の手引き」を通行する参拝客らに手渡した。

 手引きではタンクトップやキャミソールといった肌が露出した服装の場合、上からジャケットなどの着用を求めている。また、「ミニスカート、ショートパンツなどはお控え下さい」とも記し、特に「浄域」の奥之院では「服装によっては厳しく対応させていただく場合があります」と注意している。

 日本語と英語で注意を書いた看板を奥之院の3カ所に設置。ホームページやポスターなどでも呼び掛けていくという。金剛峯寺の藪邦彦・高野山執務公室長は「威儀を正した服装で心静かにお参りする所だと皆さんに感じてもらえたら。参拝をさせないということではなく、最低限のマナーとして心掛けてほしい」と話した。

 6日にショートパンツ姿の小学5年の娘らと家族3人で参拝に訪れた堺市の男性会社員(49)は「服装は意識していなかったが、言われてみればその通りかなと思う。落ち着いて参拝したい」と話し、娘はパーカを腰に巻き付けて奥之院に入っていった。【藤原弘】

毎日新聞

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