熊本・八代市庁舎を警視庁などが家宅捜索 市議ら3人逮捕

2026/05/07 16:21 

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 熊本県八代市の新庁舎建設工事を巡る汚職事件で、警視庁と熊本県警の合同捜査本部は7日、あっせん収賄容疑で八代市庁舎内の市議会事務局に家宅捜索に入った。押収した資料などを基に事件の全容解明を目指す。

 八代市役所は2016年4月の熊本地震で旧庁舎が被災し、使用困難となった。「復興の象徴」として22年2月に総事業費171億円で新庁舎が建設された。合同捜査本部は7日、新庁舎建設工事を巡って準大手ゼネコン「前田建設工業」(東京都千代田区)が受注できるよう働きかける見返りに現金6000万円を受け取ったとして、八代市議の成松由紀夫容疑者(54)ら3人をあっせん収賄容疑で逮捕していた。

 合同捜査本部は7日午後3時45分ごろ、家宅捜索に着手。報道陣約30人が詰めかける中、スーツ姿の捜査員計14人が「警視庁」「熊本県警察」と書かれた段ボール箱などを持って市議会がある庁舎に入った。市職員や市民らが捜索の様子を見守るなど周囲は騒然となった。

 捜索を受け、八代市の小野泰輔市長は報道陣の取材に応じ「本市の市議が逮捕されたという一報を受け、大変重く受け止めている」などと述べた。

 市役所に訪れていた女性(73)は「逮捕は知らなかった。市民の税金を食い物にして怒りしかない。捜査で不正をすべて明らかにしてほしい」と語気を強めた。【金将来】

毎日新聞

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