新潟県、部活動移動の実態調査実施へ 磐越道バス事故受け

2026/05/12 16:10 

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 福島県郡山市の磐越自動車道で北越高校(新潟市)の男子ソフトテニス部の生徒1人が死亡した事故を受けて、新潟県の花角英世知事は12日の定例記者会見で、部活動の移動に関する実態調査を行う方針を明らかにした。

 花角氏は「痛ましい事故であって、重大な事案だと受け止めている。再発防止のための対応策を検討してもらいたい」と述べ、警察の捜査などの進展を見極めつつ、早急に業者との契約状況などを確認する実態調査に乗り出す考えを示した。

 具体的な調査方法や時期は未定だが、県内の公立、私立高校に加え、中学校や地域クラブも調査対象に含めることも検討するという。

 また、事故を受けて県と県教委は今月7日、県内の高校や特別支援学校など126校に対し、移動時の安全確保を求める通知を出している。

 校外活動などで貸し切りバス事業者を利用する際に学校として確認を行うことや、無理のない行程を計画して乗車時にはシートベルトの着用を徹底するといった内容で、花角氏は「現場任せにせずに組織的にチェックすることを全ての高校に意識してもらいたい」と述べた。

 一方、事故について、金子恭之国土交通相は12日の閣議後会見で「部活動をはじめとした学校教育活動における移動時の安全確保にどのような対策が効果的であるのか文部科学省とともに検討したい」と言及。松本洋平文部科学相も閣議後会見で「新潟県などとも連携しながら事案の確認を進め、学校外における活動の安全確保に向けて周知に努めたい」と述べた。【戸田紗友莉】

毎日新聞

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