太陽系外から飛来「アトラス彗星」 太陽への接近後にCO2減少
太陽系外から飛来した恒星間天体「アトラス彗星(すいせい)」(3I/ATLAS)について、周囲に広がるガス雲の水(H2O)に対する二酸化炭素(CO2)の割合が、太陽への接近後は減少していたと、京都産業大などの研究チームが発表した。太陽に近づくことで彗星の内部の物質がガスとして放出された可能性があり、太陽系以外で形成された天体を理解する上で重要な成果だという。
2025年7月に発見されたアトラス彗星は、17年の「オウムアムア」、19年の「ボリソフ彗星」に続き、太陽系外から飛来したことが確認された3番目の恒星間天体となった。約46億年前に誕生した太陽系よりも古く、約70億年前に生まれたとされる。太陽へは10月下旬に最接近した。
別の研究チームが8月、ガス雲の成分を観測したところ、「極めてCO2に富む状態」だった。彗星の表層では、長期間にわたる宇宙線の影響で一酸化炭素(CO)がCO2に変化し、割合が非常に高くなっていたとみられる。
ところが、最接近後の26年1月に京産大などのチームが国立天文台すばる望遠鏡(米ハワイ)で観測するとCO2の割合が下がっていた。太陽への接近によって加熱され、表層の物質がガスとして放出されたため、CO2が減少したと考えられるという。
また、太陽系彗星の主成分が水であるのに対し、アトラス彗星はCO2を多く含んでいた。CO2の氷(ドライアイス)は水の氷に比べて昇華する温度が低いため、ドライアイスを多く含む恒星間天体は低温で形成されたことが示唆される。
チームの新中善晴・京産大神山宇宙科学研究所専門員は「彗星の表層と内部では物質の組成が異なる可能性を示す成果で、他の星や恒星系で形成された小天体の性質や進化を理解する上で重要な手掛かりとなる」と説明。これまで太陽系惑星で培われた観測・解析手法が恒星間天体に適用できたことにも意義があるとし「今後、新たな恒星間天体の発見と継続観測が期待される中で、すばる望遠鏡に重要な役割を果たしてほしい」と話した。【藤原理加】
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