扇の要が攻守でけん引、ロッテ佐藤、2日連続2ラン プロ野球

2026/05/15 21:19 

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 ◇ロッテ―オリックス(15日・ZOZOマリンスタジアム)

 球場内のため息をかき消す美しい放物線だった。ロッテの「5番・捕手」の佐藤都志也が序盤に2日連続となる2ラン。チームに勢いをつける一発で、扇の要が攻守でけん引した。

 三回1死二、三塁。佐藤の前に打席に入ったポランコの打球はぼてぼてでショート前に転がった。三塁走者が生還したものの、ポランコは紙一重でアウト。リクエストによるビデオ検証でも覆らず、ファンが肩を落とした直後だった。

 佐藤は左打席に入ると、オリックス先発の高島泰都の初球を捉えた。内角高めに浮いたカーブに対し、しっかり左足に体重を乗せて一気に振り抜いた。打球がスタンドに入るのを確認すると拳を突き上げ、「うまく反応できた」と喜んだ。

 ロッテは攻守の主力を欠き、厳しい状況だ。昨季チーム最多の9勝を挙げた種市篤暉と、リードオフマンとして打線を引っ張ってきた藤原恭大がけがで戦線を離れ、チームはリーグ最下位。野球日本代表「侍ジャパン」やベストナインに選ばれたことのある経験と、強打が持ち味の佐藤にかかる期待は大きい。

 サブロー監督は「長打力不足が課題の中で、佐藤は引っ張って長打が出やすい、うちでは数少ない存在」と評価する。この日は新外国人で中継ぎから先発に転向したばかりのロングらをリード。佐藤が打って守って、チームを盛り上げる。【黒詰拓也】

毎日新聞

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