BRICS外相会議、議長声明に「意見の相違」 中東情勢巡り

2026/05/15 21:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 主要新興国による「BRICS」の議長国を務めるインド政府は15日、首都ニューデリーで開かれたBRICS外相会議の議長声明を発表した。イラン情勢を巡り、加盟国イランのアラグチ外相は、米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦を非難するよう求めていたが、非難の文言は盛り込まれず、意見の相違が浮き彫りになった。

 外相会議は14、15日の2日間の日程で開かれた。共同声明がまとまるか注目されたが、調整が難航し見送られたとみられる。

 議長声明では、中東情勢などを巡り「深い懸念」を表明。その上で「一部の加盟国間で意見の相違が見られた」とし、危機の早期解決や国際法の順守などについて「加盟国はそれぞれの国の立場を表明し、多様な見解を共有した」と述べるにとどめた。

 会議にはアラグチ氏や、イランと対立するアラブ首長国連邦(UAE)の高官も出席した。イランメディアによると、14日にはアラグチ氏が、米イスラエルの軍事作戦にUAEが直接関与したと非難する一幕があったという。

 一方、声明では、政治や金融、人的交流の分野で「BRICSの戦略的連携の枠組みを強化するという決意を再確認した」とも言及した。【ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

国際

国際一覧>