バレー代表が大麻所持容疑で逮捕 相次ぐスポーツ界の違法薬物
バレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎容疑者(26)が28日、大麻を持っていたとして麻薬取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された。
佐藤容疑者は27日夕方、東京都板橋区のパチンコ店で乾燥大麻を持っていた疑いがある。逮捕は味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)での代表合宿に参加しているさなかの出来事だった。
現役の日本代表選手が代表活動中に逮捕されるのは極めて異例だが、アスリートらの違法薬物との関わりが問題となった例は、過去にも相次いでいる。
2月にはプロ野球・広島の元選手、羽月隆太郎被告が、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪で起訴された。広島地裁は今月、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
羽月被告は公判の被告人質問で「周囲にも吸っているカープ選手がいた」と供述。広島は全選手を対象に再度、聞き取り調査をする方針だ。
学生スポーツ界における若者への違法薬物の広がりも問題となっている。
日大アメリカンフットボール部では、2023年に違法薬物が部内に広まっていた実態が明らかになり、廃部に追い込まれた。一連の事件で逮捕・書類送検された学生や部OBは計11人に上った。
20年には東海大硬式野球部の部員による大麻使用が判明。23年には東農大ボクシング部員、京都成章高ラグビー部の元部員による大麻所持などが相次いで発覚した。
元プロ野球選手の江夏豊さん、清原和博さんら、現役引退後に覚せい剤取締法違反で逮捕された例もある。
現役の代表選手逮捕という事態を重く見た日本バレーボール協会は28日、佐藤容疑者の今年度の代表登録を同日付で抹消した。国分裕之専務理事は報道陣への説明で「大変遺憾で残念。もっと選手の状況把握に努める」と謝罪した。【深野麟之介】
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