広島県被団協の新理事長に原田浩さん 過去に原爆資料館長も

2026/05/30 20:22 

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 広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)は30日、広島市中区で定期総会を開き、箕牧(みまき)智之理事長(84)が退任し、副理事長の原田浩さん(86)を新理事長とする役員人事が承認された。総会後には結成70年の集いも開かれ、出席した約40人が映像や写真で歩みを振り返ったほか、活動に貢献した会員32人を表彰した。

 箕牧さんは2021年に理事長に就任し、24年12月に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞した際はノルウェー・オスロでの授賞式で賞状を受け取った。体調面から退任を決めたといい、「多くの方との出会いは私の人生にとって非常に良かった。原田さんにバトンを渡すことができ安心している」と語った。

 原田さんは6歳の時に広島駅で被爆した。広島市職員として平和行政を担い、原爆資料館長も務めた。「多くの方の意見を取り入れ、次の世代にバトンタッチしたい」と話した。

 県被団協は1956年5月27日に約2万7000人で結成された。旧ソ連による核実験の評価や運動方針を巡り、64年に旧社会党系と共産党系に分裂した。被爆者の平均年齢が86歳を超える中、会員数は約3200人(24年7月)に減った。

 もう一つの県被団協(佐久間邦彦理事長)の定期総会は6月27日に予定されている。【井村陸】

毎日新聞

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