函館名物のスルメイカ、2年連続で初競り中止 出漁もほぼ取れず

2026/06/02 13:23 

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 北海道函館市の市水産物地方卸売市場で行われる予定だった名物・スルメイカの初競りが2日、不漁のため中止された。初競りの中止は2年連続で、スルメイカ漁は今季も厳しいスタートとなった。

 スルメイカ漁は1日に解禁。関係者によると、函館漁港からは9隻が出漁したものの、ほとんど取れなかったという。

 スルメイカは2025年度も不漁で、函館市の公設市場が開設された1965年以来初めて、初競りが行われなかった。

 漁業者の鈴木鉄夫さん(74)は「1日に青森県・小泊沖に出漁したが、たった26匹しか取れなかった。見通しは暗い。しばらくは様子見しようと思っている」と話す。

 中東情勢の緊迫化で燃料代も高騰していることも重なり、鈴木さんは「油も高く、つらい。1回出漁すると6万円はかかる。早く戦争が終わってくれれば良いんだが……」とため息をついた。

 道立総合研究機構「函館水産試験場」は5月20~25日に実施した日本海のスルメイカ調査で、漁獲がゼロだったと発表。漁獲ゼロは、調査を始めた01年以来初めてで、今季の漁期序盤は不漁の可能性が指摘されていた。

 函館市によると、漁期ごとの統計を取り始めた05年度以降、市水産物地方卸売市場のスルメイカ取扱量のピークは08年度の8924トン。その後は減少傾向にあり、23年度は過去最低の317トンを記録した。25年度は694トンに回復している。【高山純二】

毎日新聞

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