「上司から女装指示やキス」PTSD発症の自衛官に公務災害認定

2026/06/23 20:22 

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 上司のセクハラで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したと訴える宮城県内の陸上自衛隊駐屯地に勤務する30代の男性自衛官について、防衛省は18日付で民間の労災にあたる「公務災害」と認定した。男性の弁護団が23日に記者会見し、明らかにした。

 弁護団によると、男性は2006年の任官直後から、上司2人に「女みたい」などと言われ、忘年会では女装するよう指示を受け、キスをされたり胸を触られたりした。勤務中も工場のクレーンでつり下げられたほか、下半身を露出させられ工具で性器を触られた。こうした行為は男性の異動まで5年近く続いたという。

 男性は上司2人と再び仕事上の接点を持つようになり、22年に所属長に当時のハラスメント行為を報告したが、配置転換などはなく、24年2月にPTSDと診断された。公務災害認定により、今後休業した場合は補償が受けられるようになる。男性は会見で、「今も希死念慮やフラッシュバックの症状がある。認定された意味は大きい」と話した。

 陸自東北方面総監部は「個人に関わる事案なのでコメントは差し控える」とした。

 男性は25年10月、国と上司2人に計1000万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こし、係争中。【遠藤大志】

毎日新聞

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