自殺ほのめかしに「花マル」、児童側の賠償請求棄却 奈良地裁

2026/07/16 13:14 

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 奈良市立小学校で自殺をほのめかした女子児童のノートに当時の担任教諭が「花マル」を書いたとされる問題を巡り、いじめへの学校側の対応で精神的苦痛を受けたとして、児童(現在は中学生)と両親が市に約250万円の賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁(和田健裁判長)は16日、請求を棄却した。

 市教委は児童側から対応を求められ、2022年11月に、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定した。

 23年12月に公表された市教委の調査報告書によると、児童は3年生から4年生の頃にかけて、同級生の一人から足を蹴られたり、背中を鉛筆で突かれたりするいじめを受けた。

 22年6月には児童が「わたしは死ねばいいのに」とノートに記し、当時の担任教諭が「花マル」や「You can do it‼」(あなたならできる)と書いて返却していたという。

 訴訟では学校や市教委の対応に、いじめ防止対策推進法に反するような問題があったかどうかが争点となった。

 児童側は、学校や市教委が早期にいじめと認め、被害を調査したり、同級生を指導したりする義務を怠ったと主張。児童は学校の対応に加え、担任教諭の不適切な指導にも不信感を募らせ、適応障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したと訴えていた。

 市側は、児童間でトラブルがあれば聞き取りや注意をする対応をしていたと反論。「花マル」についても、児童から「自分にだけノートに『花マル』を付けてもらえていない」とせがまれ、担任教諭はそれに応じただけだと説明していた。【喜多瑞輝】

毎日新聞

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