9時間タクシー待ちも 帰宅時間帯を直撃した千葉の記録的大雨

2026/08/14 11:40 

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 千葉県内各地で「レベル5大雨特別警報」が出て、職場や外出先から帰る人々が直撃された記録的豪雨。千葉市を中心に帰宅困難者向けに開放された役所や国際会議場などでは、3800人以上が不安な一夜を過ごした。

 ◇電車内に4時間→市役所へ

 千葉市中央区の市役所ではホールや食堂などが開放され、一時は451人が避難した。

 四街道市の30代の会社員女性は帰宅途中、電車が止まっていたためJR千葉駅で足止めに。13日午後10時ごろに市役所に移動し、ソファで休むことができた。14日午前0時ごろになると避難者が増え、あちこちの床で横になる人も。職員が見回ってアルミシートや乾パンを配ったり、携帯電話の充電や女性用品の気遣いをしたりしてくれたという。女性は「窓の外で雷が光り、雨の音がすごくて怖かった。眠れなかったが目をつむれた。あちこち体が痛いです」と眠い目をこすった。

 大網白里市の会社員男性(59)も乗っていた電車がJR千葉駅で止まり、4時間ほど車内で待機した後、市役所に移った。大勢の人が押し寄せ、配布物を受け取る人の列は庁舎外まで連なっていた。男性は受け取ったタオルを床に敷き、トイレの入り口付近の壁にもたれて夜を明かした。

 朝になって市役所のコンビニが開店し、やっとおにぎりを食べることができたという。「今は気が張っているが、家に着いたらぐったりすると思う。雨の勢いが止まらなかった。これも異常気象なのかな」と疲れ切っていた。

 ◇30キロを徒歩で帰宅

 千葉市中央区の県庁には一時、約1700人が避難した。茂原市の女性会社員(18)は、千葉駅のタクシー乗り場で午後10時から午前7時まで並んだが乗れず、県庁に移動した。「タクシー乗り場ではスマホをいじって、立ったりしゃがんだりしながら過ごした。暑くてずっと雨も続き、雷も鳴っていて、疲れた」とぐったりしていた。

 大網白里市の男性会社員(63)は「しばらく電車は動かなそうだし、家まで30キロぐらいあるけど頑張って歩こうかなと思う。東日本大震災のときは歩いて帰ったので。5時間以上かかるかな」と話した。【柴田智弘、平塚雄太】

毎日新聞

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