高市首相「希望持てる日本創る」 全国戦没者追悼式・式辞全文

2026/08/15 12:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。

 先の大戦では、約310万人の同胞の命が失われました。

 祖国の行く末を案じ、愛するご家族の幸せを願いながら、戦場に倒れた方々。

 広島と長崎での原子爆弾投下、各都市での爆撃、沖縄における地上戦などにより犠牲となられた方々。

 終戦後、遠い異郷の地で亡くなられた方々。

 今、すべての御霊(みたま)の御前(おんまえ)にあって、御霊の安寧を、心より、お祈り申し上げます。

 今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは決して忘れません。

 改めて、衷心より、敬意と感謝の誠をささげます。

 いまだ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。

 一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。

 戦後、我が国は一貫して、平和を重んじる国家として歩みを進め、世界の平和と繁栄に貢献するために力を尽くしてまいりました。

 戦争の惨禍を、二度と繰り返させない。

 戦後81年がたちますが、歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを、世代を超えて継承し、貫いてまいります。

 日本は、各国が直面しているさまざまな課題の解決に向け、重要な役割を果たせます。

 インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になれます。

 今を生きる世代も、未来を生きる世代も、希望を持てる日本を、安全で安心して暮らせる社会を、創り上げてまいります。

 結びに、戦没者の御霊のご平安と、ご遺族の皆様のご健勝を、お祈り申し上げます。

毎日新聞

社会

社会一覧>