横浜高の野球部元監督・渡辺元智さん死去 81歳 春夏計5回優勝

2026/08/17 19:04 

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 神奈川・横浜高の野球部監督として春夏の甲子園で計5回優勝し、松坂大輔さん(元米大リーグ・レッドソックス)らを育てた渡辺元智(わたなべ・もとのり)さんが17日、死去した。81歳。横浜高関係者が明らかにした。葬儀は近親者のみで営む。

 1944年、神奈川県松田町生まれ。横浜高から神奈川大に進んだが、肩を痛めて野球を断念し大学も中退。千葉県の重機メーカー勤務を経て、68年秋に母校の監督に就任した。73年春の選抜大会で初出場初優勝を果たす一方で、関東学院大に通って教員免許を取得し、社会科教諭として教壇にも立った。

 80年に愛甲猛さん(元ロッテ、中日)を擁し夏の全国選手権で初優勝。98年は後にプロ野球・西武からレッドソックスに進む松坂さんらの活躍で、史上5校目の春夏連覇を達成した。

 2004年の全国選手権神奈川大会を前に脳梗塞(こうそく)で倒れたが、チームはエース涌井秀章選手(現中日)を軸に同大会で優勝。渡辺さんは甲子園ではダッグアウトに復帰し、4試合で指揮を執って8強入りした。06年は選抜大会で3回目の優勝を遂げた。監督として甲子園に春夏通算27回(春15回、夏12回)出場、歴代5位の通算51勝を挙げた。5度優勝も歴代3位。15年に勇退した。

 選手として志半ばで挫折し、一時は酒に逃避する生活も送った経験から、教え子たちには「野球の勝敗が人生の全てではない。人生の勝利者を目指せ」と常に語り聞かせた。選手の精神面の充実にも心を配る情熱と根気強さで、後進の指導者にも大きな影響を与えた。

毎日新聞

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