埼玉・上尾市、2年前のいじめ再調査 第三者委設置へ

2026/08/21 10:46 

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 2年前に埼玉県上尾市の小学校で起きた「いじめ重大事態」を巡り、市は20日、弁護士や学識経験者らで構成する第三者委員会を設置して再調査することを明らかにした。関連予算案を27日に開会する市議会9月定例会に提出する。

 第三者委は弁護士2人と医師、学識経験者、公認心理師の計5人で構成。予算案が可決されれば、10月下旬~11月に第1回会合を開く予定。

 市教育委員会の報告書案や被害男児の保護者によると、被害男児は2024年4月以降、同じクラスの男児から暴力行為を受けるようになった。7月には、その後に警察の調べが入る暴力事案も起き、「頸部(けいぶ)擦過創」の診断結果も出た。

 しかし、学校内の対策チームの資料には、被害男児が日時や状況を詳細に説明したにもかかわらず、「本人はいつ傷ができたのか分からない(はっきりしない)」と記録されるなど、ずさんな対応が相次いだ。

 ◇市長「客観的な立場から確認必要」

 市教委は同年11月、「いじめ重大事態」と認定。学校に代わって調査を実施し、報告書案をまとめた。しかし、被害男児の保護者は市長部局で再調査するよう求める請願を市議会に提出。3月定例会で賛成多数で採択された。

 今月17日に被害男児の保護者から再調査を求める所見が、翌18日には市教委から調査報告書がそれぞれ畠山稔市長に提出された。市は所見と報告書を踏まえ、再調査の実施を決めた。

 畠山市長は20日の定例記者会見で、「市教委の報告と保護者からの所見を受け、あらためて客観的な立場から確認する必要があると判断した」と述べた。【加藤潔、鷲頭彰子】

毎日新聞

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