高市政権で初、1人の死刑執行 大阪市のパチンコ店放火5人殺害

2026/08/21 09:50 

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 法務省は21日、2009年に大阪市此花区のパチンコ店に放火し5人を殺害したとして殺人などの罪に問われ死刑が確定した高見素直死刑囚(58)の刑を執行した。関係者が取材に明らかにした。死刑執行は、神奈川県座間市のアパートで17年に男女9人の遺体が見つかった事件で25年6月に白石隆浩元死刑囚(当時34歳)に執行されて以来、約1年2カ月ぶり。高市政権発足後は初めて。

 平口洋法相が刑の執行を命令した。平口法相は午前11時から臨時の記者会見を開き、死刑執行について説明する。

  確定判決によると、高見死刑囚は仕事が見つからず生活に行き詰まった不満から、社会や妄想上の人物に報復しようと無差別殺人を計画。09年7月、大阪市此花区のパチンコ店にガソリンをまいてマッチで放火し、男女5人を殺害、10人に重軽傷を負わせるなどした。

 裁判を通じて弁護側は被告の刑事責任能力を争い、死刑については「絞首刑は残虐な刑罰を禁じた憲法に反する」と主張した。1審・大阪地裁、2審・大阪高裁ともに完全責任能力を認めて死刑とし、16年の最高裁判決も「人出が多い日曜日のパチンコ店を狙った計画的な無差別殺人で、極めて残酷かつ悪質。刑事責任は極めて大きい」と上告を棄却した。憲法違反の主張も死刑制度を合憲とした過去の判例を踏まえて退けた。【岩本桜】

毎日新聞

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