毛のないネコ、愛らしく カフェで就労支援のおてつだい 兵庫

2026/09/09 13:30 

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 4階建てビルの一室を開けると、毛のないネコがすり寄ってきた。肩にのったり、そこから跳びはねたりと縦横無尽に走り回る姿がなんとも愛らしかった。

 「ハゲ猫つるつる」は、兵庫県丹波篠山市のJR福知山線・篠山口駅前で4月にオープンした。毛の目立たない猫種「スフィンクス」専門の猫カフェだ。

 「人懐っこさが愛らしく、触ったときに毛がないから体温を直接感じられる。すごくほっとする」と話すのは堀北晶子さん(46)。障害者就労継続支援事業所を運営していて、このネコの魅力を多くの人に知ってもらいながら、障害のある人がやりがいを持って働ける場にしたいと、事業所の一室を改装してカフェを始めた。

 店の内装をデザインしたのは南美穂さん(30)。心の病気を抱え、通院しながら事業所でベーグル作りなどをしている。絵やデザインが好きなことから、堀北さんから声をかけられた。

 南さんはこれまでネコと触れ合う機会はほとんどなかったが、他のネコカフェに足を運ぶなどして勉強した。予算や日程を考えながらの仕事は大変だったが、自分のデザインした棚の上でスフィンクスが遊ぶ姿を見て「うれしい」と笑う。

 ゆくゆくは一般企業での就労を目指す南さん。店での仕事を通して「社会の輪に入るきっかけの一つになればいいかな」と話した。【渡部直樹】

毎日新聞

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